更新日:2019.05.05
フランスでは5月1日に愛する人へすずらんを贈る風習があるそうです。この風習は1,500年代にまで遡ります。フランスの王様シャルル9世が5月1日に幸福を授けられると言うすずらんの花束を受け取り大変喜びました。それからというもの、5月1日に愛する人に必ずすずらんの花束を贈る事に決めたのです。この風習が庶民に広がり、そして今日まで続いていると言われています。
中でも一つの茎から13個の花をつけたすずらんを贈られると幸せになれるという言い伝えがあります。
すずらんは、その可愛らしい姿からは想像もできないほどの強い毒をもっています。取り扱いに気をつけながら楽しむ必要があります。特に根や花には毒が多く含まれ、体に取り込むと嘔吐や頭痛、めまいを引き起こします。量によっては死に至る危険性もあるので誤飲には十分な注意が必要です。生けた花瓶の水の中にも毒が溶け出していますので子供やペットの手が届かない場所に置きましょう。また花粉にも強い毒が含まれますので、花を食卓に飾る場合は食器や食べ物の上に落ちないように置き場にも注意しましょう。